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☆へっぽこノベリストの部屋☆

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第十四章 束縛

悪魔の束縛・・・




それは、



         恐 ろ し い  呪 い



第十四章 束縛


「俺の小さなころの話だ。


 俺は、いじめられっこで、いつも一人ぼっちだった、
 
 体の青い色も、
 

 茶色い瞳の色も。

 すべてが、俺の何もかもが、憎まれていたんだよ・・・」


 雫は俯き、口を開いた。


「そんな時あったのが、悪魔さ。

 悪魔は、俺をいじめられなくしてやる、といいやがった。
 

 小さかった俺は、その誘いに乗ってしまったんだ。


 そのことを、今も後悔しているんだ、俺は。

 
 悪魔に・・・5年たったら、悪魔に魂をのっとられる。

 
 その結果、俺は・・・モンスターになっちまうんだ。

 恐ろしいスズメバチ、ジョロウグモに、オオカマキリに。 

 今は、外見は変わらず、中身が「僕」、そう、悪魔に変わることはあるさ。

 でもな。そのときの俺は、俺じゃない。








 邪 悪 な 悪 魔 な ん だ ・ ・ ・」



雫は、そう締めくくった。


まつのきが、矢のように質問を放つ。


「お前、なんでそんなこと・・?」




「俺には、親友、いや、恋人が、いたんだ。

 そいつも、悪魔に魂を売った一人だった。



 そいつが・・・目の前で・・・モンスターになったんだ。



 もちろん、そいつはその前に俺にすべてを話してからな。



 おれは・・・死んだ。



 モンスターになるのがいやで、怖くて。


 それが。蘇っちまった。んだよ・・・

 やっぱり、悪魔の束縛からはのがれられねぇ。


 モンスターになるしかないんだ・・・」



 雫は、下を向いた。



 

 「そこまでだな。」  



 



 「煮物・・・」
雫が顔を上げた・・

注:悪魔の「束縛」でした。文句言わないでねw


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